今回は火薬詰め目前の準備、鏡の準備の紹介です。
まず、手筒花火の鏡と呼ばれる節に噴射口となる穴を開けるべく、節の中心を計算します。
中心が出せたら穴を開けます。穴の大きさは竹の内径の三分の一以上でなければいけません。
厳しくチェックします。
噴射口が竹の内径の三分の一より小さいと手筒花火噴射時に竹内部の内圧が上がりすぎて事故につながることがあるのです。
きっちり測ります。大きさが足りていない場合はさらに穴を広げます。
これで鏡の噴射口の穴あけは完成です。
この作業と同時進行で鏡を保護する泥を作ります。
水を少しずつ加えては混ぜ合わせ、泥が適度に固まる程度に湿り気を持たせます。
できあがった泥を先ほどの鏡に詰め込みます。
手筒花火の竹が直接地面につくことがないように少し山をつくるように詰めていきます。
この上にに新聞紙を丸めて作ったクッションを乗せ、紙で被いかぶせヒモで縛れば火薬詰め前の鏡の準備が完了です。
誰のものかわかるように名前が書いてあります。